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地中海世界
解説動画
講義メモ
今回はオリエントと地中海世界について見ていきます。
ティグリス川とユーフラテス川との間でオリエント世界が形成されます。
シュメール人は楔形文字を作り、後にこれをローリンソンが解読しました。
アッカド人は国を作り、バビロン第一王朝は「歯には歯を、目には目を」で有名なハンムラビ法典を作りました。
紀元前18世紀頃にインド・ヨーロッパ語族のヒッタイトが出現し、製鉄技術を使ってメソポタミアを征服しました。
フェニキア人はフェニキア文字を作り、これが後にアルファベットとなります。
ヘブライ人はモーセによる出エジプトを行い、ヘブライ王国を作り、ダビデ王とソロモン王が王位につきました。
後に、ヘブライ王国は北のイスラエル王国と南のユダ王国に分裂します。
この2つの国の位置は頻出なのでよく確認しておきましょう。
宗教については、ユダヤ教が出現し、唯一神ヤハウェを崇め、選民思想を持ちました。
後に、イエス・キリストはユダヤ教の考えを基にしてキリスト教を広めました。
イランでは紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシャをキュロス二世が建国し、バビロン捕囚を受けたユダヤ人を解放しました。
カンビュセス二世はエジプト征服、ダレイオス一世はサトラップとペルセポリスを使って土地支配を強固なものにしました。
さらに、アケメネス朝は古代ギリシャと戦い、この出来事をヘロドトスが『歴史』に記述しました。
宗教については、アケメネス朝がゾロアスター教(拝火教)を作りました。
その後、3世紀にササン朝ペルシャができ、首都をクテシフォンに置きました。
ササン朝はゾロアスター教の教えを『アベスター』にまとめました。
オリエントと地中海世界は国と地域をしっかりとおさえましょう。
次回は古代ギリシャについて確認します。
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