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篠原好の逆転合格体験談
始まりは、D判定
浪人の8月に、京大模試がありました。
結果 京都大学 D判定
ホントにショックでした。
なんていうか、マジでショックでした。
僕としてはB判定、せめてC判定は欲しいところでしたから。
でも、D判定。
浪人までして、勉強して、D判定。
確かに成績が悪かった。
成績の取れない浪人はゴミなので、褒められることはないと言ってもいいでしょう。
ただ一つだけ、僕が僕自身に「偉かったな〜」って思うところがあります。
それは、
「運が悪かっただけ」って開き直ることも、
「俺はダメだ。京大をあきらめよう」ってふてくされることもなく、
「もっと、勉強しよう」って思えたこと。
よく、ここで冷静になれたと、思います。
勉強、勉強、勉強
そのあと、かなり勉強した。
動画でも言ったことですが、一日15時間勉強したり、睡眠時間3時間というレベルです。
ホントに、ホントに勉強しました。
そしたら、11月の京大模試でB判定とか取れるようになりました。
「よかった、報われた!」
ホッ落ち着いたと思ったら…
立ちはだかるセンター試験
12月のセンター試験模試
結果 早稲田大学政治経済学部 E判定
なんというか……
これも本当にショックでした。
「え!一日11時間勉強を1年やったのに!」
勉強していなくて、結果がでないなら、当然でしょう。
でも、勉強した。勉強して結果が出ない。
とにかく焦りました。
模試の結果が帰ってきてからも、センター受けるまで焦りました。
一日1年分以上センターの問題解いて、採点して、解説見て…
友達に心配されたり、引かれるくらいは、勉強しました。
勉強して勉強して勉強して…
努力は報われる
そうすると、12月は8割くらいだった成績が、センター1週間前くらいから9割取れるようになりました。
なんていえばいいんでしょうか。
確信のない自信というか…
見えない未来が見えたというか…
「もう、僕、やることやったわ〜」
って思うようになりました。
かえって、勉強やる気なくなっていきました。
「だって、何勉強するの?全部やったし。」
諦めではなく、しいていえば「余裕」が身に付いてきました。
センター3日前位には、1日3時間も勉強せずに、マンガ読んだりしていました。
(『聖☆おにいさん』とか)
このころ、逆に予備校は色めき立っていました。
髪を染めて遊んでいた予備校生が、なんか頑張っていたり。
まったく勉強していなかった人が、目をぎらつかせていたり。
迎えた本番
センター当日。
約4年経った今でも、忘れません。
試験が始まるまで、若干余裕こいていた僕ですが…
「解答はじめ!」の声がかかった1教科目の世界史。
手が震えました。
ホントに、文字通り手が震えて書けないのです。
「僕の一生の分岐点にいる!!」
っていう緊張感が半端なかった。
解答の一つひとつが不安で不安で…笑
実はセンター試験前夜も寝れなかった(苦笑)
動画では偉そうなことばっかり言っていますが、本当は小心者なのです。
ただ、それでも、「やることやったしな〜」 という自信が、たしかにありました。
「僕が解けない問題は、他のヤツも解けない」
こう言い聞かせながら、ただただ試験時間を格闘しました。
まだ受験は終わらない
センター終わって、ホテルで自己採点したとき…
僕の心臓の音でホテル全体が揺れるんじゃねぇかと思うくらいにはドキドキしました。
新聞を見ながら、問題用紙を見ながら、
○、○、○……
結果……
目標としていた、90%を達成!
後に結果が届いた早稲田大学政治経済学部も合格しました!
ところが…
センター対策しすぎて、京大の問題が解けない…
いわゆる「センターボケ」っていう現象が起きました。
いくら第二志望の早稲田に受かっても意味がない。
第一志望の京大に、受かる。
そのために1年も頑張ったんだから。
センター終わってからも、勉強勉強勉強…
毎日1年分京大入試問題解いては採点して…
そうしているうちにセンターボケも解消して、
京大入試の2週間前くらいにやった簡易的な模試で、クラスで一番いい点を取ったり…
「もう、これで受からんかったら仕方ないやろ〜」
と思うようになりました。
センターの時と同じように、京大入試の1週間ぐらい前からあんまり勉強する気がなくなりました。
京都へ。
京大入試本番…
僕が受けたときは全体的に問題が難化した年。
特に数学が難化しました。
1教科終わるごとに、教室に「灰色の絵の具」をまいたかのような、どよ〜んとした空気…
でも、僕は結構ケロッとしていました。
ごめん、嘘です!見栄張りました!笑
内心焦っていました笑
でも、「あきらめる」っていう選択肢は、ありませんでした。
「あんだけ勉強したんだから、受かるやろ」
「僕ができない問題は、他の受験生ができてないやろ」
っていう自信みたいなもの。
これが僕を支えてくれました。
二日目の最終科目、社会。
英数国と3連続パンチくらって、どよどよどよ〜んとした教室の中…
過去にといた何十年分の問題と同じく、いつものように解答していました。
すると、ある問題にぶち当たりました。
「1957年には茨城県( ? )村に日本原子力研究所の研究炉が設置され…原子力発電に成功した。」(2011年京都大日本史)
この問題の答えは、僕の愛用していたZ会の用語集には載っていないキーワードでした。
1年間の予備校生活でも見たことがなく、もちろんそれ以外のところでも見たことがないキーワードでした。
つまり、分からない問題だったのです。
普通なら、空欄にして、終わるところですが……
どこからともなく「東海村」っていう言葉が聞こえてきました。
どこに書いてあったのかわからないし、覚えようとしたキーワードなのかどうかもわからない。
本来、絶対に思いつかないキーワードなのに、なぜか出てきた。
不思議です。本当に不思議な現象が起きました。
ただ、この時、はじめて「あ、受かったな」って思いました。
なんというか、追い風を感じたんです。
日本史でたとえ「東海村」が合っていたとしても、1点にしかなりません。
たった1点の問題を、なんの根拠もない思いつきで解答した。
にもかかわらず、この1問が、「受かったな」という感覚をあたえてくれたんです。
受験はドラマです。
そして、試験が終わって、日本史の解答を回収してもらって、折田先生像を見て…疲労感を感じながら家に帰りました。
後期試験の勉強も
ちなみに、前期試験が終わってからも後期試験の勉強はやりました。
大阪大学の経済学部の後期試験の過去問を解きながら、センターの配点的にも、絶対に受かる自信がありました。
でも、後期の勉強は頑張りました。
オカルトじみているのですが、神様に
「僕、こんなに真面目に勉強してるから、見てよ!」
って言いたくて(笑)
マジメに、図書館に行って勉強していました。
合格発表の日
僕は両親にワガママ言って、京大まで見に行かせてもらいました。
京大への道は、遠く、しかし、近かった。
今は通いなれた通学路を、最寄り駅から一歩ずつ一歩ずつ。
不安と、期待と、疲れと、自信と、不安と、虚勢と…
複雑な気持ちと、複雑な顔のまま、発表を見に行きました。
結果 合格―――
この瞬間は今でも忘れられません。きっと一生忘れないでしょう。
当然合格発表してるから、結構うるさいです。
受験生の声とか、その親御さんの声とか。
あとサークルの勧誘とかやってるので。
ざわざわしている雰囲気で、やかましいんです。
でも、番号を見つけたとき…
一瞬「シーン…」ってなりました。
本当はシーンとするハズはないんです。
ないんですけど…
一瞬、静寂が訪れた。
音という音、声という声が消えた。
時間にして、0.2秒くらいかな。
受かった―――
っと思った
…と同時に
「○○サークルです!合格おめでとう!これビラ!」
「××サークルです!テニスやってます!」
「△△です!新歓が4月の2日に…!」
「◇◇サークルです!ビラもらってくださーい!」
サークルの勧誘を20連続ぐらい受けました(笑)
もうちょっと感慨に浸らせてほしいな、と思いながら、ひたすらビラをもらいました。
……と、まあ、これが僕の浪人生活。僕の逆転合格体験記ですね。
僕の中では、「1クールドラマやってもいいんじゃないか?!」ってくらいのドラマチックな日々。
でも、これは君も味わうことになるかもしれない。
受験には、受験生の数だけ、ドラマがある。
受験生の数だけ、思い出があり、夢があり、希望があり、成長があり、失敗があり、挫折があり…
ドラマそのものの日々がある。
ただ、普通のドラマと違うことがあるとすれば…あなたが、脚本家であるということ。
あなたが「あなただけのドラマの最終回」を決めることができることでしょう。
僕には僕が主人公のドラマがあるように、君には君が主人公のドラマがある。
自分のドラマを、自分の力で、自分だけのグッドエンドにしてください。
京大の横で、応援しています。
篠原の声
前編
後編
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僕が京大に合格した瞬間〜合格発表当日の話〜
京大合格発表のその日
合格発表の日
この記事では、僕の京大合格発表当日の話を紹介します。
京大の合格発表は、お昼過ぎでした。
合格発表は、家でも確認することはできましたが、やはり大学の掲示板で合格を知りたいということで、京大の最寄り駅付近で昼食を済ませてから京大へ向かいました。
京大に到着すると、大学内は受験生やサークルの勧誘で賑わっていました。
勧誘の人たちは、不合格だった人や、不安そうな顔をしている人には、勧誘のビラは配っていませんでした。
僕は、掲示板の前まで少しうつむきながら近づきました。
そして、少しの間、掲示板の前で止まってから顔を上げると、自分の受験番号が目に飛び込んできたのです。
「受かった!」と思った瞬間、あれだけ騒がしかった僕の周りから音が消えました。
たぶん、その時間は1、2秒だったと思います。
それから、すぐにサークルの勧誘の人たちが一斉に僕の周りにやってきました。
僕は、この京大の合格発表の日のことは死ぬ瞬間まで忘れられないと思います。
もちろん、合格して嬉しいという気持ちはありました。
けれども、受験の後から合格発表までは、ずっと不安だったので、合格を知って、とにかく安心しました。
志望校に合格した瞬間の気持ちというのは、実際に自分で味わってみなければわからないと思います。
ぜひ、本気で受験勉強を頑張って、自分で周りの音が消える瞬間というのを体験してください。
全国模試で1位になった時の勉強法
全国1位になった瞬間
この日のために、生きてきた〜人生最高の日
この記事では、僕が全国京大模試で1位を取った時の話を紹介します。
僕は、浪人中に1度、全国京大模試で1位を取ることができました。
この結果を知ったのは、寮の部屋へ戻るエレベーターの中でのことでした。
1位だとわかった瞬間、驚きで、文字には書けないような声が思わず漏れてしまい、一緒にエレベーターに乗っていた人に、不審な目で見られてしまいました。
僕は、この全国模試で1位を取れるとは思っていなかったので、1位だとわかった時は、今までの人生の中で1番嬉しかったです。
もちろん、京大に合格した時も嬉しかったのですが、この時は、安堵感の方が強かったのです。
僕は、京大の試験の後、受かっただろうなと思いつつも、落ちたかもしれないという不安もありました。
受験生のほとんどは、試験の後は不安な気持ちでいます。
不安がなくなることはありません。
ですから、不安とうまく付き合うことが大切です。
また、不安から逃げるように勉強に没頭するのも良い方法です。
努力をした人は、必ず素晴らしい結果を得ることができるようになっているので、一生懸命に勉強してください。
E判定から1か月で逆転合格した方法
逆転勝利のために何をしたか
誰でも簡単に逆転合格をして志望校に合格する方法
私はE判定から1か月で、
早稲田大学政治経済学部にセンター利用で合格しました。
その方法はたった2つ。
- 頑張ったから
- 戦略的に頑張ったから
です。
詳しくは動画で語っています!
緊張で手がガタガタ…でもセンター9割
篠原の場合はこうでした
僕は、現役時代と浪人時代に2度センター試験を受けています。
今回は、浪人時代に受けたセンター試験の経験と
センター試験期間中するべきことについて説明します。
僕は、2012年にセンター試験を受けて9割の点数を取り、その後、京大に合格しました。
センター試験の1日目の前日は、緊張で眠れませんでした。
1日目の1教科目は、世界史だったのですが、緊張で手が震えてマークシートに
記入することができませんでした。
普段は、大問を1問解き終わるごとにマークを記入していたのですが、
この試験の時は、最後まで問題を解いてから、マークを記入することにしました。
とにかく緊張していました。
試験を楽しむことや、プレッシャーを感じないというのは不可能です。
試験中は、当然、誰にも相談することができない孤独な戦いです。
それでも、試験前に少しでもリラックスする方法を書きます。
試験の直前に参考書を見ても焦るだけです。
ですから、試験会場では、男の子は可愛い女の子を、
女の子はかっこいい男の子を探してみましょう。
可愛い子やかっこいい子が見つかれば、少し気分が良くなるはずです。
そして、試験開始から1分は捨てて、周りを見回して、深呼吸をしてください。
そして、自分が解けない問題は、他の人も解けないと思うようにすると良いです。
眠れなくなったり、手が震えてしまったりするほど緊張するということは、
それだけ本気で頑張ったということです。
そして、それだけ勉強していれば失敗するはずがないのです。
本番では実力の5割から8割しか出すことができません。
ですから、たとえ5割の力しか出せなくても合格できるようにしっかり勉強することが大切です。
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