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センター試験2014年の解説
国語
評論文
2014年度のセンター国語第1問(評論文)は、超難問で平均点が低かったです。
そこで、今回はこの問題の文章の構成について解説します。
まず、第1段落から第4段落までは、日本での漢文の存在について書かれています。
著者が、中国の昔の言葉である漢文がなぜ日本の教育に使われているのかを説明しています。
次に第5段落からは第10段落までは中国での漢文の存在について書かれています。
そして、第11段落から第20段落は、もう一度、日本で漢文を学ぶことについて説明しています。
昔の中国には、「科挙」という非常に難しい公務員試験がありました。
この時代の中国は、頭の良い人、つまりずっと勉強してきた人達が偉くなり国を統治していました。
この人達(士人、士大夫)が漢文で勉強をしていました。
反対に昔の日本では、戦国時代に代表するように武力でのし上がった人達が国を統治してきました。
それゆえに、文(教養)と武(武力)は対立をしていました。
この矛盾を解決する手段(アウフヘーベン)として漢文が学ばれるようになりました。
本文では、文武を両立させることを「忠」と表しています。
江戸時代には、侍が教養として漢文を学んでいました。
最後に、この評論文は、本文も難解ですし、設問もまぎらわしいものが多かったです。
ですから、この問題が解けなかったからといって落ち込むことなく受験勉強を続けてください。
小説文
今回は、2014年度センター国語の小説について解説します。
2014年のセンター国語には、「快走」(岡本かのこ 作)の全文が出題されました。
リード文に戦時中の話とは書いていないので(最後の注釈に時代背景が書いてあります)、どこかで時代背景を読み取ることができなければ、つまずいてしまう問題です。
この小説で気をつけなくてはいけない部分は、途中で主人公が変わるところです。
最初は、娘の道子が主人公です。
彼女は、日々の忙しさのなかで、へきへきとした思いを抱えながら生活をしていました。
そんな彼女がある日「走ること」の快感を思い出します。
そして、家族には銭湯へ行くと嘘をついて、夜にランニングを始めます。
次に、この道子の行動を心配した母と父の心情が描かれます。
母は、娘の行動を疑って、兄に道子の後をつけるように言いますが、上手くいきません。
それから、道子の友人からの手紙を勝手に読んだことで父と母は、娘が走っているということを知ります。
そして、娘の走る姿を見た父と母も「走ること」への快感に気がつくという話です。
今回のセンター国語の小説は、運動が嫌いな人にとっては、共感ができなくて難しかったかもしれません。
また、本文も選択肢も長かったです。
過去問を遡ってみた感じから考えると、今後も、このように問題量が多くなることが予想されます。
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