2014年・センター評論文

2014年第1問解説

第一問、評論文解説!

 

これは難問!

2014年度のセンター国語第1問(評論文)は、超難問で平均点が低かったです。
そこで、今回はこの問題の文章の構成について解説します。

 

まず、第1段落から第4段落までは、日本での漢文の存在について書かれています。
著者が、中国の昔の言葉である漢文がなぜ日本の教育に使われているのかを説明しています。

 

次に第5段落からは第10段落までは中国での漢文の存在について書かれています。
そして、第11段落から第20段落は、もう一度、日本で漢文を学ぶことについて説明しています。
昔の中国には、「科挙」という非常に難しい公務員試験がありました。
この時代の中国は、頭の良い人、つまりずっと勉強してきた人達が偉くなり国を統治していました。
この人達(士人、士大夫)が漢文で勉強をしていました。
反対に昔の日本では、戦国時代に代表するように武力でのし上がった人達が国を統治してきました。
それゆえに、文(教養)と武(武力)は対立をしていました。
この矛盾を解決する手段(アウフヘーベン)として漢文が学ばれるようになりました。
本文では、文武を両立させることを「忠」と表しています。
江戸時代には、侍が教養として漢文を学んでいました。

 

最後に、この評論文は、本文も難解ですし、設問もまぎらわしいものが多かったです。
ですから、この問題が解けなかったからといって落ち込むことなく受験勉強を続けてください。

 

 

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